マレーシアのIT事情
こんにちは!サラです。
先日行われた社内イベント、年代別 LT でマレーシアの IT 事情について発表させていただきました。
発表資料を準備するにあたり、マレーシアについて色々調べて、母国の IT 業界の現状に関心を持つようになり、改めて自分の国についてたくさん学ぶことができました。
そのイベントで設けられた時間内に発表できなかった部分をここに書きたいと思います。
マレーシアについて
マレーシアを知らない方がいらっしゃるかもしれませんので、軽く紹介します。
マレーシアは開発途上国です。シンガポールの隣にあり、同じ国だと間違えやすいですが、違う国です。ちなみに、マレーシア人は「マレーシアよりシンガポールの方が発達している」ことは納得できますが、「シンガポールの食べ物はマレーシアのより美味しい」は決して認められません。言われるとブチギレるぐらい認められません。シンガポールの名物料理だと主張されている料理の 90%はマレーシア起源の料理です。2014 年に世界のおいしい料理ベスト 10に入ったマレーシア料理である「ラクサ」にしても、検索して出てくるものの多くはシンガポール料理として紹介されます。シンガポール名物料理の「ラクサ」も、「肉骨茶」も、「チキンライス」も、起源はマレーシアにあります!!(これらの食べ物を世界に広めたのはシンガポールですが…)
インターネット事情
IT についての話に戻ります。マレーシアのインターネット浸透率は約 87%です。
ネット料金は日本より安く、月に 2000 円だけですが、wifi 速度は日本ほど早くないです。都市では不便なく使えますが、地方になると、wifi 速度が遅くて、ちょっとした検索にも使えないレベルです。最近、ある大学生が家のネット回線が遅いため、木の上まで登ってそこで受験していたことがニュースとなりました。私も、日本に来るまでには、Youtube の動画を再生する前に動画を読み込むための時間を置かないといけないのが当たり前のことだと思いました。日本に来て快適な wifi スピードに大興奮しました。
回線が遅いことに対して、マレーシアは外出先の wifi 環境が充実しています。カフェやモールなど wifi が使えるスポットが多数あります。カフェやレストランでは wifi が使えるのが当然の前提になっていて、外との仕切りがない半分ローカルレストランのようなカフェですら、基本的に使用できます。
アプリ事情、SNS 事情
マレーシアで SNS の使い方は友人と近況をシェアし合う他に、商品の売買や、サークルや愛好会の連絡ツールなど、幅広い用途で使われています。よく使われているアプリは、WhatsApp、Facebook、Youtube、Instagram です。マレーシアの公用語はマレー語ですが、ネットや SNS 上の会話は英語を使います。
最近の生活に欠かせないアプリは、新型コロナウイルス接触確認アプリ、「MySejahtera」です。現在のマレーシアでは、どのお店でも入る前にこのアプリで QR コードをスキャンしてチェクインしないと入れません。つまり、スマホを忘れた場合やスマホのカメラが壊れると非常に困ります。ワクチンの接種登録、接種証明書の取得も全部このアプリ内で完結できます。中身はこんな感じです。
マレーシアは多民族がいますので、アプリもデフォルトで多言語に開発されます。
番外編
マレーシアのアニメ
Upin Ipin(ウピン イピン)
国民的なテレビアニメDidi
マレーシア発の 3D アニメ
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは、また次回!